お知らせ

函館市立湯川中学校 『校歌』                 昭和24年(1949年)5月10日制定

【校歌制定の経緯】
 湯川中学校校歌の制定は,広く一般の人に公募して始まりました。校歌制定の選考会で,応募作品の中から,女性の名で寄せられた素晴らしい作品(詞)を全員一致で決定しました。しかし,この女性は実在せず,後に当時の笠原校長が偽名で応募したことが判明したというユーモアあふれるエピソードがあります。作曲も,皆であれこれ悩むうちに,ふと社会科担当の舘洞先生が口ずさんだハミングのメロディが素晴らしく,それを譜面におこして出来たという逸話が残っています。湯川中学校への夢を語り合う姿が目に浮かぶような気がします。愛する校歌は,こうして誕生しました。


 この校歌には,
 ①創造発展に尽くす人 ②人格を尊重する人 ③情操ゆたかな人
 ④心身ともに健康な人 ⑤勤労を尊重する人 の育成という願い  が込められています。

 

                       作詞 笠原 雄二   作曲 舘洞 光宏

一 朝日に映ゆる横津岳  望めば宇賀の清き色 

  湯倉が丘の学び舎は  我等が湯川中学校

二 鈴蘭かおる丘の上に  常盤の松の緑さえ  

  自治の風吹く学び舎は 文化の華の咲きほこる

三 夕べ臥牛の影うつす  港の栄えをねがいつつ 

  道にいそしみ睦みあう 我が学び舎に栄あれ

 

函館市立湯川中学校 『校章』                 昭和22年(1947年)12月1日制定

【校章制定の経緯】
 本校の校章は,松の葉とスズランをデザインしたものです。
 制定当時,湯川の校区にはスズランが咲きほこり,校庭は松に囲まれた環境にありました。職員会議の提案として,湯川の校区・校地をよく象徴した,このスズランと松を素材として入れることにしました。松は,四季を通じ常に緑であり,風雪に強いことから「節操固く,強い意志力」を現し,スズランは清楚にして可憐,香りよく気品高いことから,「集団の力と調和の美」を表現しています。
 また,前者はよき男性像,後者はよき女性像を示し,あわせて当時の湯川中学校の教育目的である「品のよい人柄を備えた人」「民主的で立派な人柄」を象徴したものとなっています。
 なお,校章をデザインした校旗は,昭和24年3月18日に制定されました。

 

校章 

 

 

            

             昭和22年(1947年)12月1日制定
             デザイン 古川 良吉先生(当時本校図画工作教諭)